ThinkPad X200にUbuntu 10.04をインストール
いい加減Vistaにも嫌気がさしてきて、メインのデスクトップがOSXな関係上、Windowsだと作業がしづらい事もあり、最近ゲームも殆どしてないし、といった訳で、ThinkPadにUbuntuをインストールしてみた。
インストールUSBメモリを作成
X200にはCD/DVDドライブが無い。外付けの物を使う手もあるが、今のところ自分が持っていないのと、今日ちょうど秋葉原でUSBメモリを買ってきたので、これを使う事にした。
Ubuntuのインストールディスクイメージからインストーラーの入ったUSBメモリを作るには、UNetbootinを使えば良い。
ただし、OSX版は無い。自分は考えるのも面倒だったので、VMWare Fusion上のXPからUSBメモリを認識させてゴリ押し的にUNetbootinを使うという方法をとったが、そもそも大抵の人の家にはネットに繋ったWindowsかせめてLinuxぐらいはあると思うので、こういった苦労をする機会はあまり無いようにも思う。
Ubuntu公式からUbuntuのDesktop版CDイメージを落としてきて、それをDisk ImageとしてUNetbootinで指定する。あとはUSBドライブを選んでOKを押すだけ。
ちなみにUbuntuのネットブック版などは、さらにもう一段容易にUSBにインストールできるimgファイル(OSXなんかだとddコマンドを使ってインストールできる)が用意されていたりするが、あいにくメインのDesktop版には今はそういった物は用意されていない。(昔はされていた、らしい)
それと、後述のようにUbuntuの英語のほうのサイトから落とせる通常版のCDイメージは完全な日本語のサポートが入っていない。インストール後起動した時には、アップデータもろもろが自動で出てきてそれらをインターネットから落としてちゃちゃっと入れてくれるが、Ubuntu Japanese Teamのサイトから落とせる日本語Remix版のほうがよりスムーズに事がすすむ、かもしれない。
ThinkPadにインストール
いざUSBインストーラを作成してしまえば、あとは普通のCDと同じ感覚でインストールできる。
ThinkPadを起動し、BIOS画面でF12を押してブートメニューを出す。そこからUSBメモリを選択。
あとは起動したUbuntuデスクトップにあるインストーラーからインストールするだけ。すごいですね、最近のUbuntuのインストーラーはホントにWindowsとかのそれっぽい。
パーティショニングも半自動でできるので、適当にWindowsにこれまで割かれていた部分を割く。ただし結構時間はかかるので気長に待つ。
SKKをインストールする
デフォルトで入る日本語環境はAnthyが入っているが、僕はSKK使いなのでSKKを入れる。
普通にUbuntuのソフトウエアセンターからuimと、uim-skkを入れる。システム→システム管理→言語サポートからIMシステムをuimにする。あとは再起動するだけ。
スクロールが効くようにする
ThinkPadの特徴ともいえる、トラックポイントを使った真ん中のボタンによるスクロールが効くようにする。
/usr/lib/X11/xorg.conf.d/20-thinkpad.confに、以下の内容を書いて再起動する。
Section "InputClass" Identifier "Trackpoint Wheel Emulation" MatchProduct "TrackPoint" MatchDevicePath "/dev/input/event*" Driver "evdev" Option "EmulateWheel" "true" Option "EmulateWheelButton" "2" Option "Emulate3Buttons" "false" Option "XAxisMapping" "6 7" Option "YAxisMapping" "4 5" EndSection
rootじゃないと編集できないので、
sudo vim /usr/lib/X11/xorg.conf.d/20-thinkpad.conf
で編集する。なおvimはUbuntuは標準では入っていないので
sudo apt-get install vim
しておく。あ、vim使いじゃない人はgeditとかでどうぞ。
なんかいろいろと他の方法もネット上には書いてあったが、結局このやり方しか効かなかった。他の方法はバージョン的な問題とかも含めて効かなかった、のかもしれない。
ソースはここ。ありがとうございました。ThinkPad X61 + Ubuntu 10.04 トラックポイントでスクロールできるようにする - ありの日記