Arch Linuxを使おう

Arch Linuxを使いはじめたのは6月頃なのだが、夏休みを通して使い続けてずっと快適だったので書く

Arch Linuxのとは

Linuxディストリビューションの1つ。日本では他のディストリビューションと比べるとマイナー(あまり他との比較は詳しくないけど)。幾つかの他にない特徴を持つ。

独自のパッケージマネージャ

大体のディストリビューションはパッケージマネージャによって分類する事が出来る。その中でメジャーな物はDebian系のaptとRedhat系のRPMであり、メジャーなディストリビューションの多くはどちらかに分類する事ができる。

Arch Linuxはそのどちらにも分類されない、pacmanと呼ばれる独自のパッケージマネージャを持つ。故に独立系とも呼ばれる。apt-getとかよりも(主観の上では)体感速度は軽い。

同じ独立系でもGentooのパッケージマネージャportageのようにソースからコンパイルしたりという事はない。portagePythonで書かれているがpacmanはCで書かれているので、インストール最初期でPythonを求められたしない。与えられるオプションはportageのほうが豊富らしい。

ローリングリリース

メジャーリリースが存在せず(6ヶ月おきに新バージョンが出るとかいう事がない)、パッケージマネージャで更新をかける度に、どんどん使われているソフトウエアのバージョンが上がっていく方式。ローリングリリース方式のディストリではGentooが有名。

最小構成でのインストール

インストール時はコマンドラインだけの最小構成でインストールされる。X Windowとかは後からインストール。前述のpacmanは軽いし、公式のWikiが親切なので別にすごく迷うみたいな事はない。むしろ余計な物が入らなくて爽快。
Gentooみたいにインストーラすら存在しないとかいう事はなく、インストーラは独自の物がくっついているし、ドライバ関係で何度もカーネルコンパイルするとかそういった体験はしなくて済む。

どういった人にオススメか

  • Linuxに詳しくないけど詳しいフリをしてみたい人。
  • 何でもとりあえず最新の物を使ってみたい人。
  • Debian系とRedHat系がなんとなくミーハーで嫌だという人。
  • Gentooみたいにコンパイルしたくない人・そこまでの技量は無い人。だけどSabayonを使ったら負けだと思っている人。

Arch Linux Wikiは普通に詳しい(そして割と新しい)ので便利。あとpacmanは本当に快適。