『クルーグマン ミクロ経済学』を読んだ

クルーグマン ミクロ経済学

クルーグマン ミクロ経済学

いろいろ思うところがあって経済学について基礎的な事を知っておくべきだと思ったので、まず手始めにクルーグマンミクロ経済学を読んだ。Bitcoinについて延々と調べていたら興味がこっちまで伸びてきたというのもある。

元々経済学にはかなり興味があって、理工学部情報工学科以外のどこかを進学先に選べと言われたら理工学部の他学科よりは経済学部を選びたかったくらいだが、長らく、個人的な興味関心と実際の知識が見合ってない感じだったので、これをきっかけに少しずつ解消していきたい。

基礎の部分に限って、経済学の教科書で扱われるような知識は正直どこからが一般常識なのか分からない面が(少なくとも情報分野の知識とかと比較すると)あると思う。しかし、基本をおさえないまま一般常識のみで物事を考えている時、自分がいかに実社会での問題を表面的に捉えていたかを実感した。

また、去年も経済学の一般教養科目を2科目ぐらい取ったりしていたが、基礎的な事が分かってない状態で話を聞くと、何が逆説的な話で何が一般論に沿った話なのかがさっぱり分からないまま(例:先進国における農業は成長産業だ)ずっと話を聞き続けるハメになるという事がよく分かった。

分量の割には1年生の物理ABCDの教科書と比べると全然読みやすいし経済系に興味のある理工学部生はどうぞ。