「TensorFlowで学ぶディープラーニング入門」「TensorFlow機械学習クックブック」を読んだ

前者はおそらく一番簡単な範囲の話で一冊使っている本。TensorFlowのAPIを除けば知らない話は殆ど無かった。

後者は網羅性を追求しているようだが、この本だけでは十分に理解できないトピックが多いように思う。知っているトピックはわかったが知らないトピックはここからのみ理解するのは難しかった。

前者後者に共通する問題として、TensorFlowのハイレベルAPI郡は比較的新しいので、触れられていない。結局は今推奨されているスタイルでコードを書くには公式のチュートリアルを見るしかないと思う。

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「リファクタリング」を読んだ

新装版 リファクタリング―既存のコードを安全に改善する― (OBJECT TECHNOLOGY SERIES)

新装版 リファクタリング―既存のコードを安全に改善する― (OBJECT TECHNOLOGY SERIES)

PofEAAと同じMartin Fowlerの本。PofEAAとは打って変わってすらすら読める内容。
リファクタリングの趣旨等と、リファクタリング手法のカタログから成る。
理屈として難しい本ではなく、カタログの内容は目新しいものではないが、再認識することが重要な気がする。
多少古い本だが内容もほぼ錆びておらず読む意味のある本だと思う。

「人月の神話」を読んだ

人月の神話【新装版】

人月の神話【新装版】

最近古典に目を通そうと思って手をつけた本の1つ。非常に有名な本の内容について、伝聞でしか知らず真意を誤解している事というのが結構ある。
この本だと「セカンドシステム症候群」がそうで、単純に二度目の実装に時間をかけすぎる事というのが伝聞での理解だったが、むしろプロトタイピングは推奨されていて、製品として世に出た物の中で開発者にとって二回目の物がセカンドシステムの定義である。また、セカンドシステム症候群の製品は失敗した製品群という訳ではなく、例えばWindows NTなどもセカンドシステムに入るらしい。
主としてソフトウェア開発におけるマネジメントがテーマの本だが、ソフトウェアエンジニアとして働き始めて1年経ったので、自分に当てはめて考える事もできて、これは大学時代などに読むより良かったと思う。

「暗号技術入門」を読んだ

暗号技術入門 第3版

暗号技術入門 第3版

より本格的な本に手を付ける足がかりとして読もうと思った本。難しい本ではないが、結構知らない話も多かった。

「テスト駆動開発」を読んだ

テスト駆動開発

テスト駆動開発

これも明らかにもっと早く読めばよかった本。と思ったが新訳は2017年刊なのでそれは当てはまらないか。
テスト駆動開発は概念としてはポピュラーなので聞き伝えの知識でまあまあ知っているつもりだったが、しっかりと原典を当たるべきだという事がよく分かった。
PofEAAより読んでいて遥かに楽しかった。